第21回 がん克服シンポジウムのお知らせ

第21回 がん克服シンポジウム
〜乳がん・前立腺がんから考える健康〜
あなたと、わたしと、がんのはなし
がんは誰にとっても身近な病気です。
乳がん・前立腺がんという二つのがんを通じて、性別を超えた理解と支え合いの大切さを考え、日常生活の中でできる予防や早期発見の一歩を踏み出してみませんか。
本年度の「がん克服シンポジウム」では、乳がん・前立腺がんの専門医を招き、それぞれのがんに関する最新情報や検診の重要性について、わかりやすく講義していただきます。
1. 日 時 令和7年12月13日(土) 14:00〜16:20
2. 会 場 神奈川県総合医療会館 7階講堂
(横浜市中区富士見町3-1)
●アクセスは こちら ※ 会場は 7階となります。
3. 参加費 無料
4. 定 員 200名 (先着順)
5. 内 容
第一部 「乳がんの検診から最新治療まで」
講師 川本 久紀 先生
聖マリアンナ医科大学 乳腺・内分泌外科 教授
ブレスト&イメージング先端医療センター附属クリニック 医長
第二部 「前立腺がんは怖くない?〜油断は禁物です〜」
講師 岸田 健 先生
地方独立行政法人神奈川県立病院機構
神奈川県立がんセンター副院長
泌尿器科
6. お申し込み方法 (締切り 令和7年12月4日(木))
●申込フォーム
申込フォームは こちら
〔申込フォーム 二次元コード〕

●Eメール
1.お名前、2.電話番号、3.参加人数、4.年代 を明記し、お申し込みください。
※メールでお申し込みの場合は、件名を「がんシンポ」にしてお送りください。
申込メール送付先:kanagawa-gan@khf.or.jp
【実施組織】 がん克服シンポジウム実行委員会(7機関)
神奈川県、(公社)神奈川県医師会、(公社)神奈川県看護協会、(一社)神奈川県歯科医師会、(公社)神奈川県病院協会、(公社)神奈川県薬剤師会、(公財)かながわ健康財団 (順不同)
【協 賛】
アフラック生命保険株式会社 住友生命保険相互会社
日本生命保険相互会社 明治安田生命保険相互会社
株式会社ルネサンス(順不同)
【お申込み・お問合せ】
〔がん克服シンポジウム事務局〕
公益財団法人 かながわ健康財団がん対策推進本部
電話 045-243-6933 (平日 9:00〜17:00)
電子メール kanagawa-gan@khf.or.jp
あなたと、わたしと、がんのはなし
がんは誰にとっても身近な病気です。
乳がん・前立腺がんという二つのがんを通じて、性別を超えた理解と支え合いの大切さを考え、日常生活の中でできる予防や早期発見の一歩を踏み出してみませんか。
本年度の「がん克服シンポジウム」では、乳がん・前立腺がんの専門医を招き、それぞれのがんに関する最新情報や検診の重要性について、わかりやすく講義していただきます。
1. 日 時 令和7年12月13日(土) 14:00〜16:20
2. 会 場 神奈川県総合医療会館 7階講堂
(横浜市中区富士見町3-1)
●アクセスは こちら ※ 会場は 7階となります。
3. 参加費 無料
4. 定 員 200名 (先着順)
5. 内 容
第一部 「乳がんの検診から最新治療まで」
講師 川本 久紀 先生
聖マリアンナ医科大学 乳腺・内分泌外科 教授
ブレスト&イメージング先端医療センター附属クリニック 医長
第二部 「前立腺がんは怖くない?〜油断は禁物です〜」
講師 岸田 健 先生
地方独立行政法人神奈川県立病院機構
神奈川県立がんセンター副院長
泌尿器科
6. お申し込み方法 (締切り 令和7年12月4日(木))
●申込フォーム
申込フォームは こちら
〔申込フォーム 二次元コード〕

●Eメール
1.お名前、2.電話番号、3.参加人数、4.年代 を明記し、お申し込みください。
※メールでお申し込みの場合は、件名を「がんシンポ」にしてお送りください。
申込メール送付先:kanagawa-gan@khf.or.jp
【実施組織】 がん克服シンポジウム実行委員会(7機関)
神奈川県、(公社)神奈川県医師会、(公社)神奈川県看護協会、(一社)神奈川県歯科医師会、(公社)神奈川県病院協会、(公社)神奈川県薬剤師会、(公財)かながわ健康財団 (順不同)
【協 賛】
アフラック生命保険株式会社 住友生命保険相互会社
日本生命保険相互会社 明治安田生命保険相互会社
株式会社ルネサンス(順不同)
【お申込み・お問合せ】
〔がん克服シンポジウム事務局〕
公益財団法人 かながわ健康財団がん対策推進本部
電話 045-243-6933 (平日 9:00〜17:00)
電子メール kanagawa-gan@khf.or.jp

過去のがん克服シンポジウム
第20回 記念大会 がん克服シンポジウム
正しい知識でウェルビーイングな人生を
現代の日本では、2人に1人ががんに罹患すると言われており、がんに関する情報があふれています。
今回は、予防医学の分野でリーダーシップを発揮されている津金昌一郎先生と俳優の秋野暢子さんに、がんとはどういう病気なのか、どうすれば予防できるのか、そしてがんになった場合の向き合い方についてお話いただきました。
第1部:津金先生講演「がん予防最前線」
(要約)
正しい知識を持ってウェルビーイングな人生を送るためには、がんの予防と早期発見が重要です。たくさんの情報がある中で、科学的根拠のある本当に病気の予防につながることを実践していただきたいと思います。健康的な生活習慣の実践や定期的な検診により、がんだけでなく他の病気の予防にもつながります。
がんは加齢現象の一つであり、年齢を重ねるほどがんになりやすくなります。壮年期では男性は3人に2人、女性は2人に1人がんと診断されるため、社会で活躍できる年代ががんで亡くならないような対策が必要です。
若い世代のがん死亡数は減少しているものの、がんは依然として重要な健康課題です。予防策として、禁煙、節酒、バランスの取れた食事、適度な運動、適正体重の維持、感染症の予防が挙げられます。これらを実践することで、がんにかかるリスクを約4割ほど下げることが可能です。
タバコはあらゆるがんの原因であり、受動喫煙も危険です。神奈川県では全国に先駆けて世界レベルの喫煙対策が行われましたが、日本全体での浸透には時間を要しました。
また、飲酒は肝がんや大腸がんの原因となり得るため、適量の飲酒が推奨されます。体型については、痩せすぎも太りすぎも健康に良くありません。食事面では、塩分の過剰摂取や熱いものの摂取が胃がんや食道がんのリスクを高めるため、野菜や果物を多く摂取することで、大腸がんのリスクを下げることができます。
正しい知識を持ち、科学的根拠に基づいた健康習慣を実践することで、がんのリスクを大幅に減らしましょう。
第2部:秋野暢子さん講演「私らしく今を生きる」
(要約)
私は2022年6月に食道がんを患った話をします。2021年12月頃から喉に違和感を感じていましたが、当時は自律神経の乱れが原因だと信じていました。しかし、固形物が飲み込みづらくなったため再び受診したところ、内視鏡検査で食道がんが発見されました。医師からがんであると告げられた時は、ドラマのように頭が真っ白になることはなく、不調の原因がわかったことで治療に専念する覚悟ができたのは意外でした。検査の結果、ステージ3であり、首や食道付近に複数のがんが見つかりました。
手術では声帯を取る必要があると言われました。声を失うのは仕事も含めた私の人生に大きな影響を与えるため、自分らしく生きるために私は化学放射線療法を選択しました。治療の過程では、化学療法の副作用(晩期)や放射線による皮膚障害を経験しましたが、ポジティブな考え方で乗り越えてきました。幸い大きながんは消滅し、残りの小さながんも内視鏡で切除することができました。約4か月の入院を経て、9個のがんが消え、寛解に至りましたが、現在も定期的な検査を続けています。
私は治療に専念するだけでなく、仕事や旅行、絵画個展の開催など、充実した生活を送ることを大切にしています。病気だけの人生はもったいないと感じています。個展の売り上げの一部を寄付することで社会に貢献することも意識するようになりました。
私は「病は知から」と考えています。正しい知識を持ち、ポジティブな思考で過ごすことで、がんの恐怖を克服できると信じています。治療と日常生活のバランスを保ちながら、笑顔で過ごすこともがんと闘うために大切だと思います。毎朝鏡の前で笑顔を作り、幸せ日記をつけることで精神的な健康を維持しています。
ヘレン・ケラーの「知識は幸福である」という言葉を信じ、がんについて正しい知識を持つことで恐怖を和らげ、充実した人生を送ることを目指しています。これからも正しい治療と医師とのコミュニケーションを重視し、患者会やブログで仲間とのつながりを持ちながら、前向きに生きていく姿勢をこれからも大切にしていきたいと考えています。
講演後のトークセッションでは、それぞれの講演を聞いての感想を述べながら、具体的な飲酒量の目安、情報の取捨選択の方法などについて意見が交わされました。また様々な情報に惑わされないためには主治医や医療スタッフとコミュニケーションを取り、信頼関係を構築することが大切と述べられていました。
今回で第20回を迎えた「がん克服シンポジウム」ですが、これからも時代の変化に合わせた方法を模索し、多くの県民が日常生活の中で取り組めるがん予防の生活習慣づくりやがん検診の普及を推進してまいります。また、地域がん診療連携拠点病院制度など、がん医療に関する情報の提供にも力を注ぎ、県民の皆様の健康づくりを支えてまいります。
今回は、予防医学の分野でリーダーシップを発揮されている津金昌一郎先生と俳優の秋野暢子さんに、がんとはどういう病気なのか、どうすれば予防できるのか、そしてがんになった場合の向き合い方についてお話いただきました。
第1部:津金先生講演「がん予防最前線」
(要約)
正しい知識を持ってウェルビーイングな人生を送るためには、がんの予防と早期発見が重要です。たくさんの情報がある中で、科学的根拠のある本当に病気の予防につながることを実践していただきたいと思います。健康的な生活習慣の実践や定期的な検診により、がんだけでなく他の病気の予防にもつながります。
がんは加齢現象の一つであり、年齢を重ねるほどがんになりやすくなります。壮年期では男性は3人に2人、女性は2人に1人がんと診断されるため、社会で活躍できる年代ががんで亡くならないような対策が必要です。
若い世代のがん死亡数は減少しているものの、がんは依然として重要な健康課題です。予防策として、禁煙、節酒、バランスの取れた食事、適度な運動、適正体重の維持、感染症の予防が挙げられます。これらを実践することで、がんにかかるリスクを約4割ほど下げることが可能です。
タバコはあらゆるがんの原因であり、受動喫煙も危険です。神奈川県では全国に先駆けて世界レベルの喫煙対策が行われましたが、日本全体での浸透には時間を要しました。
また、飲酒は肝がんや大腸がんの原因となり得るため、適量の飲酒が推奨されます。体型については、痩せすぎも太りすぎも健康に良くありません。食事面では、塩分の過剰摂取や熱いものの摂取が胃がんや食道がんのリスクを高めるため、野菜や果物を多く摂取することで、大腸がんのリスクを下げることができます。
正しい知識を持ち、科学的根拠に基づいた健康習慣を実践することで、がんのリスクを大幅に減らしましょう。
第2部:秋野暢子さん講演「私らしく今を生きる」
(要約)
私は2022年6月に食道がんを患った話をします。2021年12月頃から喉に違和感を感じていましたが、当時は自律神経の乱れが原因だと信じていました。しかし、固形物が飲み込みづらくなったため再び受診したところ、内視鏡検査で食道がんが発見されました。医師からがんであると告げられた時は、ドラマのように頭が真っ白になることはなく、不調の原因がわかったことで治療に専念する覚悟ができたのは意外でした。検査の結果、ステージ3であり、首や食道付近に複数のがんが見つかりました。
手術では声帯を取る必要があると言われました。声を失うのは仕事も含めた私の人生に大きな影響を与えるため、自分らしく生きるために私は化学放射線療法を選択しました。治療の過程では、化学療法の副作用(晩期)や放射線による皮膚障害を経験しましたが、ポジティブな考え方で乗り越えてきました。幸い大きながんは消滅し、残りの小さながんも内視鏡で切除することができました。約4か月の入院を経て、9個のがんが消え、寛解に至りましたが、現在も定期的な検査を続けています。
私は治療に専念するだけでなく、仕事や旅行、絵画個展の開催など、充実した生活を送ることを大切にしています。病気だけの人生はもったいないと感じています。個展の売り上げの一部を寄付することで社会に貢献することも意識するようになりました。
私は「病は知から」と考えています。正しい知識を持ち、ポジティブな思考で過ごすことで、がんの恐怖を克服できると信じています。治療と日常生活のバランスを保ちながら、笑顔で過ごすこともがんと闘うために大切だと思います。毎朝鏡の前で笑顔を作り、幸せ日記をつけることで精神的な健康を維持しています。
ヘレン・ケラーの「知識は幸福である」という言葉を信じ、がんについて正しい知識を持つことで恐怖を和らげ、充実した人生を送ることを目指しています。これからも正しい治療と医師とのコミュニケーションを重視し、患者会やブログで仲間とのつながりを持ちながら、前向きに生きていく姿勢をこれからも大切にしていきたいと考えています。
講演後のトークセッションでは、それぞれの講演を聞いての感想を述べながら、具体的な飲酒量の目安、情報の取捨選択の方法などについて意見が交わされました。また様々な情報に惑わされないためには主治医や医療スタッフとコミュニケーションを取り、信頼関係を構築することが大切と述べられていました。
今回で第20回を迎えた「がん克服シンポジウム」ですが、これからも時代の変化に合わせた方法を模索し、多くの県民が日常生活の中で取り組めるがん予防の生活習慣づくりやがん検診の普及を推進してまいります。また、地域がん診療連携拠点病院制度など、がん医療に関する情報の提供にも力を注ぎ、県民の皆様の健康づくりを支えてまいります。
過去のシンポジウムの概要はこちら


