かながわ健康財団
がん対策

過去開催 がん克服シンポジウム

●第14回がん克服シンポジウム
第14回目を迎える今回のシンポジウムテーマは
人生100歳時代の強敵!すい臓がん がんロコモを攻略する!!

最近増加している すい臓がん。
著名人の訃報でも目にすることが多く、とても強敵ながんですが、少しずつ病態・診断・治療に関しても進歩もみられます。
今回のシンポジウムでは、その原因、診断、最新の治療法を紹介しました。
また、がんになっても動けるように、「がんロコモ」による運動機能障害への対策を紹介しました。

日 時:平成31年1月19日(土) 14:00〜16:30 (会場13:30)
会 場:神奈川県総合医療会館 7階講堂
主 催:がん克服シンポジウム実行委員会
参加費:無料 (定員300名 要事前申込)

講演1:「すい臓がん:治らないがんから治るがんへ」
講師 上坂 克彦 氏
    静岡県立静岡がんセンター 病院長代理 兼 肝胆膵外科部長

講演2:「がんとロコモティブシンドローム 〜がんになっても動けるように〜」
講師 森岡 秀夫 氏
    国立病院機構東京医療センター整形外科医長・骨軟部腫瘍センター長

〔がん克服シンポジウム実行委員会 構成団体〕
 神奈川県、公益社団法人神奈川県医師会
 公益社団法人神奈川県看護協会、一般社団法人神奈川県歯科医師会
 公益社団法人神奈川県病院協会、公益社団法人神奈川県薬剤師会
 公益財団法人かながわ健康財団(事務局) (順不同)

〔協賛〕 アフラック 住友生命保険相互会社 東京海上日動火災保険株式会社
講師:上坂克彦氏

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講師:森岡秀夫氏

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ロコモ体操

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●第13回がん克服シンポジウム
第13回がん克服シンポジウムテーマは、「今日から使える!がん情報 −自分と家族のために−」
科学的根拠に基づくがん予防のお話や、がんと心の問題についてお話をいただきました。

日 時:平成30年1月13日(土) 14:00 〜 16:30
会 場:神奈川県総合医療会館 7階 講堂
主 催:がん克服シンポジウム実行委員会
     [構成団体]
     神奈川県保健福祉局保健医療部 がん・疾病対策課
     公益社団法人神奈川県医師会
     公益社団法人神奈川県看護協会
     一般社団法人神奈川県歯科医師会
     公益社団法人神奈川県病院協会
     公益社団法人神奈川県薬剤師会
     公益財団法人かながわ健康財団(事務局)
     (順不同)
内 容:【講演1】根拠があるから信じられる!日常生活でがんを予防する方法
講 師:講師 津金 昌一郎 氏 国立がん研究センター 社会と健康研究センター長
生涯でがんにかかる人は、2人に1人であり、またがんで死亡する人は男性4人に1人、女性6人に1人となっている。また、男性は死亡年齢60〜74歳が全体の4割を超えているのに対して、女性の場合は35〜74歳が4割を超えている。こうしてみると、ライフステージに応じたがん対策が必要である。40代くらいの働き盛りの年代では「がんにならない、がんで命を落とさない」ために、高齢になるに従いQOLを第一に考えた予防・早期発見・医療・緩和ケア等のがん対策を行っていく必要がある。
がん対策、がんで死なないためには、1.「生活習慣・生活環境の改善などで、がんにならないように、予防する」、2.「がん検診を受ける」(身体の異常に気づいたら、すぐに医療機関を受診する、症状がなくても、有効ながん検診(胃、肺、大腸、子宮頚部、乳房)を正しく受ける))、3.「がんになった場合は、最善の治療を受ける」(がん診療連携拠点病院など治療経験が豊富な病院など)が重要である。
がんに関する正しい知識は、科学的根拠に基づいた情報である必要がある。「発がん性・がん予防効果の確からしさ」は、・数多くのヒトを対象とした研究(疫学研究)で一致したデータ(エビデンス)が示されている、・動物実験データもあれば尚良い、・どうしてそうなるか(メカニズム)が説明可能であるデータが望ましい。
生活習慣とがん予防では、5つの健康習慣があげられる。
@禁煙。たばこを吸っている男性の場合、吸わない人の1.6倍、女性の場合1.3倍肺がんにかかりやすい。また受動喫煙の問題では、夫が喫煙者の場合、非喫煙者と比べて肺腺がんにかかるリスクが1.34倍になるので、禁煙が非常に重要である。
A飲酒。飲むなら適度に。飲まない人、飲めない人は無理に飲まない。
B身体活動。運動不足が原因となるがんもある。適度な運動を。
C体型。肥満だけでなく、やせすぎでもがんのリスクがあがる。適正体重を。
D食事。塩蔵食品、食塩の摂取は最小限に。極端に熱いものは避け、野菜や果物不足にならない。加工肉、赤肉は摂り過ぎない、不足しない。確かな予防要因であっても、サプリメントで摂り過ぎない(多すぎて健康を害する場合もある)。バランスのよい食事を。
がん予防のための生活習慣・生活環境の改善は、結果的に健康寿命の延伸につながる。
【質疑応答】
Q1:膵臓がんで亡くなられる方が多いように思うが、何をすれば膵臓がんで死なないですむのか

A1:膵臓がんはもっとも治療が困難ながんの一つで、ならないのが一番いいが、膵臓がんだけならないというより、たばこ、糖尿病、日本人の肥満ではあまりはっきりしないがBMIが30を超すような肥満が、膵臓がんのリスク要因としてわかっている。膵臓がんはなかなか早期発見が難しいので、本日お話したように生活習慣を改善することによって、膵臓がんになるリスクも下がるし、心筋梗塞や脳卒中になるリスクも下がるということで対応していった方がよい。

Q2:赤肉の話があったが、和牛とオーストラリア牛では脂肪分がだいぶ違うが、同じように考えてよいのか

A2:赤肉と表現されると赤身肉と間違えられるが、霜降りでも、赤身の肉でも赤肉なので、霜降り肉でもがんのリスクはあがる。ただし量の問題で、毎日100g以上食べることはやめた方がよいということなので、逆に飽和脂肪酸が足りないと、日本人の場合脳卒中のリスクを上げる。日本人は魚を食べるので、世界の中でも心筋梗塞のリスクは低い。そのため、食べ過ぎてはいけないが、ある程度肉も食べないといけない。

Q3:膵臓がんの患者が余命宣告され、本人は死ぬ気になって家族に迷惑をかけないようにという人がいる。それを聞いてもっと生きる気力を持ってほしいと思い、余命のあいまいさを聞きたい。また対照的に安藤忠雄さんが膵臓がんで五臓を取ったと聞いたが、安藤さんが運動をたくさんすれば自分のように元気でいられると言っておられたので、不思議だなと思ってお聞きした

A3:まず個人の話としては、そういうことがあるかもしれないし、ないかもしれない、あまり振り回されない方がいいと思う。やはり、より正しいことを守るというのが原則である。あと、個人個人で生き方があって、その中で色々な考え方を変えていくというのがいいと思う。
また余命についてだが、がんと診断された時の余命は、大体全体の半分の人、100人いれば50番目の人くらいが大体亡くなる期間なので、それは患者さんに完全にあてはまるかどうかはわからない。場合によってはもっと早く亡くなるかもしれないし、もっと長く生きるかもしれないので、ある程度目安として、亡くなるということに備えることが大事だが、もしかして3か月と言われても3年生きるという可能性はあると考えながら後のことを考えるということだと思う。(安藤忠雄さんについては)五臓を取ったら生きていけないので、大事なところは残したと思う。
内 容:【講演2】がんと診断される前に…知っておきたい知識と心構え
講 師:講師 大西 秀樹 氏
    埼玉医科大学国際医療センター 精神腫瘍科教授
病気というものは固有のイメージがあるが、「がん」はどのようなイメージなのか。多くの場合、「死」を連想する。なぜなら、がんは死亡原因の第一位が続いているからである。それ以外に、がんにより仕事の問題や家庭の問題など様々な問題が生じてくる。だから患者さんたちは大きなストレスを抱えながら治療を受けなければならない。そのひとつひとつのストレスが精神科の疾患の原因になっており、約2割から4割の方が不安やうつで悩んでいて、精神科の治療が必要なことがわかっている。
「悪い知らせとこころの動き」についてだが、がん告知は、患者さんの将来への見通しを根底的から否定的にかえてしまうものである。がん告知後、衝撃の時期が1週間程度続く。しかし、私たちには回復する力があり、1週〜2週間の不安・抑うつの時期(この時期は辛い)を経て、2週間くらいすると元にもどってくる。けれども、半数の人はうまく適応できないので、我々精神科医が治療をして、元の状態に戻すように努力をしている。
なぜ、がん患者さんの精神症状へ対応するのか?それは、精神症状は”苦痛である”ということ。抗がん剤の副作用の辛さとうつ病の辛さはどちらが辛いかと問うと、100人中99人はうつの方が辛いと答える、それほどうつ病はつらいということを覚えておいてほしい。ほかにも、精神症状があると、意思決定障害、家族の精神的苦痛、入院期間の延長、自殺率上昇などがあり、精神症状改善は治療に必須である。辛い人を見つけるには、常にうつ病を疑うこと、また、眠れない、食欲がない、テレビを見ない、新聞を読まないなど、当たり前のことができないなどがある。
心の問題でどういった治療をするかというと、まずうつ病の場合には薬物療法を行うが、がん患者さんはたくさんのお薬を飲まれているので、必要最小限の投与を行い、薬物療法よりも精神療法がメインである。精神療法とは、患者さんの話を聴き、問題点を理解し、解決法を共に考えることである。特にお話を聞くことが一番重要である。聞いて何が一番問題なのかを考える。がんになっても、辛いだけではなく、いろいろなことを考えるようにすると心が楽になってくる。
再発後、身体は衰えても最後までメンタルを保つためにはどうするか。できないことを考えるより、できることを考える。がんと宣告されてからの、苦悩、もがきを経て人間的成長を遂げる人がいる。それを<心的外傷後成長>という。(危機的な出来事や困難な経験との精神的なもがき・闘いの結果生じる、ポジティブな心理的変容の体験)
看取りについて。我々は人生について大事なことは、フランクルの「夜と霧」にも書かれているように、人生から出す問いに答えることだと言われている。人生最後まで生きる意味がある。
また、家族は第二の患者である。なぜ家族のケアが必要かというと、うつ傾向になる人が3割くらいいるから。
死別について。日常生活におけるストレスのトップは死別である。がん患者の遺族にケアが必要なのは、まずQOLが低い。また心臓疾患で亡くなる方やうつ病になる方が多い。一番怖いのが自殺率の上昇である。不安・緊張を介入によって軽減できることがわかっている。
遺族が受けている周囲からの援助は、実は、8割が有害だと言われている。
周囲からの言葉かけについて、「寿命だったのよ」「気付かなかったの?」「元気そうね」「でも、これで…」「いつまでも悲しまないで」などは67%の人が辛いと感じる。
周囲からの援助には【有害援助】(動)と【有用援助】(静)がある。
【有害援助】・アドバイスをする・回復を鼓舞する・陽気に振舞う。・不遜な態度をとる。
・過小評価・私はあなたが分かる
【有用援助】・同じ境遇の人と接する・感情を吐き出す機会を持つ(しゃべってもらう)・誠実な関心を示す・そばにいる。
患者、家族への有用な援助は、静的なものであることを覚えておいてほしい。
こうして今回の講演も含めて、自分たちの持っている知識を新しくして、日々勉強し周りの困っている人に役立ててほしい。
【質疑応答】
Q1:かかっている病院で精神腫瘍科がない場合、どちらに相談すればよいのか。

A1:いくつか方法があり、クリニックに受診するのも一つの方法であるが、ひとつ問題があって、がんのことをあまり知らない先生だと細かいことを質問できないことがある。その場合、「日本サイコオンコロジー学会」ホームページの「活動紹介」の中に「日本サイコオンコロジー学会認定登録精神腫瘍医制度」があり、がん患者さんを診る医者のリストがあるので見てください。それでも病院が遠いようなら、がん診療連携拠点病院のがん相談支援センターに電話をし「精神科の治療を受けたい」と伝えると情報を持っていることがある。

Q2:膵臓がんのステージWの患者の家族が食事を作っても食べてくれない、コントロール不能だと悩んでいるのに対して、コントロールできないことに苦労してもしょうがないと伝えたことは有用援助であったのか。また有用援助したいと思ったときに、きれいな絵を持っていって慰めたいが押しつけがましいのか。

A2:ご家族への対応としては、お話を聞いて、問題点を把握して対応可能な問題に対応する。対応不可能なことは置いておいた方がよい。絵についても、好きだったらよいが、押しつけにならないように気を付けてほしい。押しつけというのは患者さんたちが嫌がる。

Q3:100歳まで生きたい。
A3:津金先生のお話にもあったように、いい食生活や運動などをするというのが一番である。私はメンタルケアの専門家なので、やたら怒らない、お友だちがいた方がいい、あとは体を自分で常にチェックすることが大事なのではないか。
講師:津金 昌一郎氏

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講師:大西 秀樹氏

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会場の様子

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●第12回がん克服シンポジウム
第12回がん克服シンポジウムテーマは、「女性の健康とがん」

1 日 時 平成29年2月11日(土)14:00〜16:30

2 会 場 神奈川県民ホール小ホール (横浜市中区山下町3−1)

3 実施組織
(1) 主 催  がん克服シンポジウム実行委員会(7機関)、神奈川県、(公社)神奈川県医師会、(公社)神奈川県看護協、(一社)神奈川県歯科医師会、(公社)神奈川県病院協会、(公社)神奈川県薬剤師会、(公財)かながわ健康財団 (順不同)
(2) 協 賛  東京海上日動火災保険株式会社
(3) 事務局  (公財)かながわ健康財団がん対策推進本部

4 内 容
(1) 講演1 「守ってあげたい いのちを懸けて」
   講師 参議院議員 三原じゅん子 氏
(2) 講演2 「知っていますか?子宮がんのこと、卵巣がんのこと」
   講師 相模野病院婦人科腫瘍センター長、北里大学医学部客員教授 上坊敏子 氏
(3) 講演3 「女性のがんとリンパ浮腫」
   講師 神奈川県立がんセンター 看護局・リンパ浮腫相談外来担当、主任看護師、緩和ケア認定看護師
   山本香奈恵 氏
講師:三原じゅん子氏

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出演者質疑応答

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会場の様子

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