健康づくり
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紺野美沙子さん「健康で豊かな人生」を語る
 桜の花が咲き始めた3月21日(木・祝)、横浜市中区の神奈川県総合医療会館で未病サポーター特別研修会「健康で豊かな人生を築いていくためには」を開催しました。
 この日は、特別プログラムとして女優で国連開発計画親善大使でもある紺野美沙子さんをお招きし、司会を務めるフリーアナウンサーの金谷有希子さんとの対談で、ご自身の健康管理や継続の秘訣、朗読座の活動、また国際ボランティア活動を通じて常々、感じている「貧困」や「豊かさ」について貴重なお話しを伺いました。
 紺野さんのわかりやすいお話しに、受講者から自分の健康と今後の人生について改めて考える機会になったと感想が多く寄せられました。
【講演内容】
− 紺野美沙子さん 「健康で豊かな人生」を語る −
(日課はストレッチ付きの犬の散歩)
〇 運動は、皆様もなさっていると思いますが、毎 日している運動は、「犬の散歩」。(笑い)ストレッチをしながら老犬の散歩をするのが日課です。
  
(ながらエクササイズ 〜 閉じるだけダイエット)
〇 女性の方は子育てや介護、家の事とか仕事の事とかで本当に忙しい方が多いと思います。なかなか運動する時間、自分のための時間を持てなくて、そんな時に私が編み出したのは、隙間時間を利用した「ながらダイエット」というか「エクササイズ」を伝授します。
これは、総理大臣夫人のトレーナーの方から伺ったのが、「閉じるだけダイエット」です。足のつま先を45度に開いて、両脚を閉じるだけです。ただ、それだけです。どなたも年齢と共に下腹部がふっくらされる方も多いと思いますが、その部分は美容研究家の佐伯チズさんにも聞いたのですが、顔でもお腹でも「出ないでね」、お肌も「下がらないでね」と毎日言うらしいのです。それを言う事、その言う事がすごく大事らしいです。
私も足を45度に開いて、少し腹筋に力をいれるような感じにして、お尻も引き上げる感じで軽い緊張をして、今日皆様がお帰りの際、信号待ちとか、私は家で食事の炒め物をしながら少し緊張させて、また余裕のある時はフゥーと長い息をするとか、それだけでも効果があります。洗濯物が乾くのもそろそろかなとか、そろそろ煮えたかなとか、ちょっとした日常の中で気がつくとできるので、そんなことを隙間時間にしております。
 
( 続ける秘訣 )
〇 出かけて何かをするには、身だしなみを整えたりとかエネルギーが必要になります。ちょっとした日々の生活の中で習慣になればいいなと。これは大先輩の女優の野際陽子さんに伺ったことですが、野際陽子さんは、「美沙子ちゃん、私ね、歯を磨く時に必ず瀕死の白鳥をやっているの」とおっしゃるんです。野際さん、それは何ですかって聞くと、歯を磨きながら爪先立ちでするって言うんです。それを毎日されたそうです。そういうのを伺うと私もお相撲を見るのが忙しいのですが、お相撲の取り組みが始まる前にスクワットをやってみようとか、柔軟体操をするとか、お相撲を見ながら先ほどの「富士山体操」をやってみるとか、普段でも無理せずちょこっとできることをやっています。

( 立ち姿に気を付ける )
〇 さきほど「富士山体操」を教えてくださった先生が、ものすごく姿勢がよかったじゃないですか、私はこちらで拝見していてとても素敵だったんですよ。そしてまた先輩の浜木綿子さん、俳優の香川照之さんのお母さんが80歳をこえているんですけど、もう本当に若くて、立ち姿が綺麗なんです。数年前に舞台でご一緒したのですが、あまりにも素敵なので浜さんに「どうして、そんなに素敵なんですか。お若いのですか」と聞いたら、浜木綿子さんも「紺野さん、老いはね、背中から来るのよ」と言われて、というのは歳を重ねると背中が丸くなってくるから、「私は毎日、鏡の前で姿勢をチェックしているの」て言うんです。だから年齢は、背中に表れるので、いつもよい姿勢でいるように常に気をつけていらっしゃると話を聞いて、「なるほどな」と思いました。女性はお料理したりとか、お皿を洗う時でも前傾になりやすいですが、そんな時でも少し意識しているといいですね。
男性でも、おじいちゃんを電車やバスで見かけますが、だんだん姿勢が悪くなっている方が多いので、そんな時、姿勢がいいシニアの方をみかけると「かっこいいな」と思いませんか。姿勢ってとても大事だと思います。

( 朗読座の活動のきっかけ )
〇 今から9年前に「朗読座」という、小さなパフォーマンスの劇団みたいなものを旗揚げしました。それはどういうキッカケがあったかと言うと、50歳の誕生日を迎えて、何か自分の根っこになるような活動がしたいなと思い、そんな時に朗読だったら、足腰が弱くなってもできますので、子どもの頃から好きだった朗読にしようと、たまたまその時に住んでいる所の近くにコミュニティホールが出来て、そこで何かやってもらえないかという依頼も受けて、それで始めたのです。
  
( 皆さん一緒に声を出す「群読」の楽しさ )
〇 手作りで新しい作品を作っていくのは楽しいですね。去年から新しい試みとしては、「群読」というのをやっています。それはどういうものかと言うと、参加していただいた皆さん全員で一緒に声を出して、詩を読むというものです。
 特に年齢を重ねてくると、大きな声をだすのはなかなか機会がないと思います。まして皆で集まって、ひとつのものを読むのは少ないですが、本当に気持ちがいいんです。もちろん歌もいいのですが、みんなで心に響く言葉を一緒に読むのは、すごくいいなと、今、すごくはまっています。

( 国連開発計画親善大使の活動を通して感じていること )
〇 20年前に「UNDP:国連開発計画」という国連機関の親善大使のお役目をいただいたのですが、その時に数年に一度、途上国を訪問するようになりました。いろいろな経験をさせていただいて、やはり人が生きていく中で、理不尽な事や辛い事、悲しい事がいっぱいありますが、今日みたいに一つ屋根の下に集った時は、皆さんと心潤うような時間を過ごしたいなという思いで続けています。
今、私が活動しているUNDPというのは国連の機関のひとつで、日本でよく知られている機関は、黒柳徹子さんが30年以上ユニセフ(国連児童基金)という親善大使をされています。ユニセフの場合は、幅広い寄付を募る役割がありますが、私がお手伝いしている国連開発計画は、ユニセフと同じ国連機関のひとつで、ユニセフの対象は世界中の厳しい環境下にある子供たち、国連難民高等弁務官事務所であれば対象は世界中の難民の方たちで、援助の中身が分かりやすいのですが、国連開発計画は日本では知名度が低く、でも海外ではとても広く知られている団体で、今はSDGs(エスディージーズ)という2030年までに地球の人たちで協力して達成しようとする開発の目標がありますが、そのSDGsの推進と昔から経済的貧困の撲滅を最優先課題に活動していまして、私は親善大使として数年に一度、途上国を訪問して援助の内容を見せていただいて、今こういう活動をしていますと広報する宣伝係のような存在です。
今までの訪問で11回の視察をしていまして、10の国とひとつの地域、その地域は中東のパレスチナというところですが、すべてが衝撃的で
@ いつも感じるのは、日本の外に出て途上国に行くと、日本で当たり前のことが全くそうではないということ。
A もう一つは厳しい状況下におかれた人たち、子供たちや女性たち、お年寄りたち、いわゆる社会的弱者と言われる人たちを目の当たりにして、たまたま生まれてくる国や地域が違うだけで、こんなにも格差があるのはどういう事なのかという、その格差を埋めるためには自分には何ができるのだろうといつも考えさせられます。

( 紺野さんが考える「貧困」とか「豊かさ」 )
〇 8年前の東日本大震災の後に、皆さんそれぞれ「幸せって何かな」とか、「自分の役割とは何かな」とお考えになったと思いますが私もその時に考えましたが、人にとって「豊かさ」とか「幸せ」って何かなと思った時に
@ 「自分の居場所がある」ということ。心が穏やかにいられる場所があるって、とても幸せな事だと思いました。心穏やかにいられる場所があるということは、本当に幸せなことだなと、どんなに長く生きていても人間って一人ではものすごく不安なものですから、そんな時に安心できる場所があるということは何よりも豊かな事、大切な事だと思います。
A それと収入を得る得ないにかかわらず「自分の役割がある」というのは、またありがたいことだなと思いました。ですからご家族だったり、お友達だったり、仕事関係の誰でもいいのですが、「自分の事を必要としてくれる誰か」がいるのは、明日へのエネルギーにつながっているような気がします。例えば、今、子育てをされている方、老婆心ながらお子さんが本当に100%お父さんお母さんを必要とする時期って、長いようで本当に短いですが、もちろん仕事も大切ですが、お母さんというかけがえのない役割も大切だと思います。

( 若い人たちにとっての未病改善 )
〇 若い人たちに未病と言っても、関係ないという感じで終わるかも知れないけれど、大事なおじいちゃんやおばあちゃんが元気で長生きしてほしいと、そのためにこんなことをしてほしいなとアプローチを変えれば、少し違う興味が出てくるかも知れませんし、やはり伝え方は、大事だと思います。
〇当日の様子
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公益財団法人 かながわ健康財団
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